書評
【生きがいの創造】飯田忠彦(書評NO.5)
私はこの本を読んで大変な衝撃を受けたと同時に感動しました。
東大医学部教授の矢作直樹さんが書かれた【人は死なない】と言う本の内容に通じるものがありますが今回ご紹介の【生きがいの創造】はもっと情緒的で心がほんわか温かくなるような内容です。
私はスピリチュアルなものに特別興味を持っている訳ではありませんし、逆に毛嫌いもしていません。『そういう事があるかも知れないな~』と言う位の感じです。
ただこの本を読んでからは肉体は滅びても魂は死なないのではないかと思うようになりました。
もちろん本当のところは死んでみないと分かりませんが、私の場合、魂が永遠であると思えば生きて行く勇気と元気が出て来る気がします。
命は永遠に続くのだから何かを始めるのに遅すぎる事は無いと思うようになりました。次に活かせると思うからです。
死を必要以上に恐れる必要も無いのだな、と思うようになりました。今を大切に、自分の回りの人を大切に、そして後悔の無いように生ききる、と言う事を日々考えて実行して行きたいと思います。今、自分に縁がある人は前世も縁があったのかも!来世もきっと、また会えるかも!と思うと楽しくなります。
どちらにしても死んでみないと分からない事は、自分に都合のいいように考えておいて損は無いです(^^)
【生きがいの創造】この本はけして何かを決めつける内容ではありません。素敵な内容なので生まれ変わりを信じる人も信じない人も半信半疑の人も読み物として読んで頂ければと思います。
【言いまつがい】糸井重里(書評NO.4)
この本を読んで吹き出さずに済ませる事は非常に困難です(笑)
色々悩んでいるのがばかばかしくなる位、笑えます。
私は最初、電車の中で読んだのですが、どんなにこらえても肩がふるえます。完全に怪しいおばさんでした。
【関ケ原】司馬遼太郎(書評NO.3)
人間模様がとても興味深く何度も何度も本が擦り切れるまで読んだのが司馬遼太郎さんの【関ケ原】。たぶん20回以上読んだと思います。
司馬さんの書く文章は明快で読む人をぐいぐい引き込む力があります。目の前に光景が広がるようです。
関ケ原に関する本は他の方のものも読んだのですが、私の中では司馬遼太郎さんのものが一番です。
あまりにも有名な戦いなので結果は分かっているのですが、それを忘れてしまうほどドキドキハラハラさせられる内容です。
人生と言うのはほんのちょっとした事で180度変わってしまうのだな、とこの本を読んで強く感じました。
【結婚のずっと前】(書評NO.1)
書評と言うほど大したものを書くつもりは無いのですが、本好きの原田が今まで読んだ中で心を動かされた本を少しずつご紹介していきたいと思っています。
坂之上洋子さんと言う方が書かれた結婚と恋愛についてのメッセージ集です。
全部の写真が美しく、パラパラとめくるだけで心が癒されます。
文章もとても優しく語りかけてくれるような感じで心に栄養をくれます。結婚前にぜひお読みいただきたい一冊です。
ネタバレになるのであまり内容は詳しく書きませんが、本の中の1文だけご紹介します。
『相手がすごく怒っているとき
ひと呼吸しよう
もしかしたら
あなたの愛が足りないのかもしれないからね』
全然お説教くさく無くて、優しい口調でつづられているメッセージ集は、心の栄養になってくれると思います。