工房レポート
素敵な男性
てくまりんぼ原田奈美子です。
何年か前のお話ですが、印象深いお客様のお話をさせて頂きたいと思います。
とても素敵な男性にお会いしました。
奥様になる方のためにサプライズでベールを手作りしてプレゼントされたいと言う事で当店の手作り教室にお友達おふたりと一緒にご来店になりました。
お友達はビデオ係。作業の様子を動画で撮影してご披露宴の会場で流されるそうです。
男性の3人組がご来店になった事も新郎様が手作り教室に現れた事も初めてです。
本当に一生懸命作られていました。
思っていたより大変だったようですが見事完成されてお持ち帰りになりました。
縫っている間、きっと奥様になる方の事を考えておられたのだと思います。似合うかな?喜んでもらえるかな?などなど(^^)
ご新郎様も素敵ですし、それに賛同して付いて来られたご友人も素敵です。
どんな結婚式になったのでしょうか。
きっと素敵な男性だから奥様も素敵な方だと思います。温かい素敵なお式だった事と思います。
そして素敵なご家庭を築いていらっしゃる事と思います。
忘れ難い素敵なお客様に出会えた事に心から感謝します。本当にありがとうございます。
冬季休業と年末のご来店受付に付きまして
てくまりんぼ原田奈美子です。
いつも当店のサイトをご覧頂きありがとうございます。
ゼクシィに掲載されました♪
てくまりんぼ原田奈美子です。
ウェディング雑誌「ゼクシィ」さんの2月号の付録、「もっともっともーっとおしゃれになろう ドレス&コーディネートbook
」に当店のベールや小物がたくさん登場しています!
春の花嫁様、ぜひお手に取ってご覧いただいてコーディネートのご参考になさってください。
当店の商品をアップでご紹介します(^^)
普通の1本線のパイピングベールもいいけれど、上質のドレスをさらに美しく際立たせてくれるのがこの3本パイピングのリュクスです。
シルクサテンのシンプルなウェディングドレスにこのベールを合わせると洗練された印象になります。
この出来上がった原稿を見て、アイロンを当てて欲しかったな~。残念だな~。と思いましたがあとの祭りですね(^^;)
フランス製のリバーレースを職人の手でひと針ひと針、縫い上げて行きます。時間と手間がかかる分、それはそれは美しいベールとなります。
お客様から頂いたお写真もとても美しいので合わせてご覧ください。
コード刺しゅうの可愛らしいミドル丈のマリアベール【マシェリ】
コード刺繍のベールは比較的重みが出ますがミドル丈ですとそれほど重たくなく軽やかにお召しいただけます。
会場の雰囲気がクラッシックな感じでしたらコーディネートにぜひボンネもお考えください。
こちらのボンネも人気ですよ♪
どのベールも小物も実際にお手に取ってご覧いただけます。ご来店案内はこちらから!
大切なウェディングベール
お客様のウェディングベールに対する想いを感じさせて頂く出来事がありました。
ある日、グアムのブライダル会社から切羽詰まった声で電話。
挙式当日、お客様の持って来られたロングベールを担当者が誤ってやぶいてしまったそうです。
本来挙式は電話のあった前日だったそうです。
お客様は激怒。全く同じベールを手配してもらわないと式は挙げないと言われ、式が延期に。
当店でオーダーされた豪華なロングベールでお名前の刺しゅうも入れさせて頂いたもの。
2日後までに挙式を挙げないとお客様の帰国に間に合わないので何とか至急作ってもらえないか泣きつかれました。
通常ですと1か月納期を頂戴する豪華ベールです。
正直申し上げて断ろうと思ったのですが、相手の状況を考えると本当に困っている事は容易に想像出来たので、スタッフ総出ですぐに製作して間に合わせました。
その会社の日本事務所のスタッフさんが取りに来られてそのままグアムに向けて出発。
ギリギリ挙式に間に合いました。
届いたベールを見たお客様、涙を流して喜ばれたそうです。
担当者の方から「感謝してもしきれません。」とメールを頂戴しました。
違うベールでは式を挙げたく無い、とおっしゃられた花嫁様のお気持ちを考えると間に合って本当に良かったと思います。
ウェディングベールと言うのは本来、そう言うものだと思うのです。花嫁様を象徴するアイテムです。
昔、ウェディングベールには【魔除け】の意味もあったそうです。
今はそう言った意味も薄れているとは思うのですが、大切なものである事には代わりが無いと思います。
大切で想いのこもったウェディングベールは、将来形を変えてお子様のベビードレスにする事も出来ます。
ベール選びに迷われたらどうぞご相談くださいませ。
画像はイメージです。
さらに柔らかいチュール
てくまりんぼ原田奈美子です。
今日はベールに使用しているチュールのお話です。
当店のウェディングベールはソフトチュールと呼ばれる、柔らかくて張りのある生地を使用しています。
ただ柔らかいだけではベールの美しいシルエットが出しにくく、てろんとした感じになりがちです。
張りが有りすぎるチュールは固くてゴワゴワしている印象です。優しさが足りない感じがします。
そのちょうど中間のいいとこどりのチュールが当店の使用している「ソフトチュール」になります。
時々、このソフトチュールよりさらに柔らかいチュールをご希望のお客様がいらっしゃいます。
体に沿うようなソフトなイメージのベールをご希望のお客様へご案内しているのが「シフォンチュール」と呼ばれるチュールです。
見た目はソフトチュールと変わりませんがベールにした際に少し体に沿う感じがします。手触りも少し柔らかいです。
見た目はほとんど変わりませんのであえてシフォンチュールにされる必要は無いと思いますがより体に沿う柔らかさをご希望のお客様がいらっしゃいましたらお気軽にご相談頂けたらと思います。
逆にボリューミィなベールをご希望の花嫁様もたくさんいらっしゃいます。どちらかと言うと柔らかいベールより張りのあるベールをご希望される方の方が多いです。
そんな方へご提案しているのが「ハイゲージチュール」です。
ソフトチュールよりも張りがありボリュームが出ます。だからと言って固くてゴワゴワしている訳ではありません。
ボリュームが出ますので全身を優しく覆ってくれる安心感を感じられるかもしれません。
貴女のなりたい花嫁姿に合わせてヴェールをお選び頂けたらと思います。花嫁姿を決めるのはヴェールです。
楽しい♪ウェディングベール手作り教室
てくまりんぼ原田奈美子です。
てくまりんぼではウェディングベールや小物の手作り教室を開催しています。
お嬢様のために教室でロングベールを仕上げられたお母様からお写真を頂戴しました(^^)
真ん中の女性がそのお母様です。楽しく笑顔いっぱいの教室でした。
(白いカーディガンの女性は間もなく始まるワンちゃんドレス手作り教室の講師です^^)
いつもは手作りはされないそうなのですが、お嬢様のために本当に頑張られました。
毎週、教室にお越し頂き、手縫いで素敵なロングベールが仕上がりました。
3メートルのロングベール。フチにレースを手縫いで縫い付け、ベール全体にパールを散らしました。
本当に素敵に仕上がりました。きっとお嬢様もお喜びになる事と思います。
毎回、楽しくお過ごしいただき「時間がアッと言う間に過ぎます」とおっしゃって頂きました。
何より嬉しいお言葉です。本当にありがとうございます。楽しいお話をお聞かせ頂いて私共も大変楽しませて頂きました。
お式が楽しみです。素敵なお式になります事を心からお祈りしています!
【ベール手作り教室のご案内】
◎開催日 毎週水・土・日曜日に開催しております。9:00~21:00の間でご予約をお取りください。(ご来店案内)
◎教室は基本的におひとりに講師がひとり付くマンツーマンレッスンとなります。講師がお手伝いしますので難しいベールも仕上げて頂く事ができます。
◎料金 材料費+チケット代(チケットは1枚5400円です。1枚に付き1時間の教室にご利用いただけます。)
※ドレスに合うベールをご提案させて頂きます。ご相談の時間は完全に無料です。作業に入ってからチケットをご利用ください。
※レースなど、材料の種類は数多く取り揃えております。
※教室の時間内はパールやビーズなどの装飾は無料で付けて頂けます。
お持ち帰りになって作業される場合はパール、ビーズ代は有料になります。
リングピロー手作り教室のお客様
てくまりんぼ原田奈美子です。
先週の日曜日、リングピローの手作り教室を開催させて頂きました。
短時間で素敵なリングピローを仕上げられましたのでご紹介させていただきます♪
ウェディングドレスによく使われる【ミカドサテン】と言う生地でサイズは大き目をご希望でしたので通常より大き目の仕上がりです。
工房には色々なレースがございますのでお好きなレースを選んで頂けます。
また教室の時間内でしたらパールやビーズは付け放題です。
お嬢様のためにお母様がご来店、2時間ほどの教室でしたがとても素敵に仕上げられました(^^)
リングピローや小物、ベールなども手作り教室を常時開催させて頂いていますのでご興味がおありの方はお問合せくださいませ。
秋の新作ベール企画
てくまりんぼ原田奈美子です。
てくまりんぼアトリエでは秋の花嫁様に向けての新作の企画が進んでいます。新作ウェディングベール、新作ボレロ、新作リングピローが続々誕生する予定です。
お楽しみになさっていて下さいね(^^)
今日はほんの一部、ベールに使う予定のレースをご紹介します。
秋の花嫁姿の傾向は、他の季節よりもクラッシックなイメージ、エレガントなイメージがより際立ちます。
ベールの刺しゅうやレースも少し重厚感、ゴージャス感のあるものを選ばれる花嫁様が多いです。
まだ企画段階ですがこのようなイメージのベールを増やして行こうと考えています。
このようなレースを全体に配置したり、柄を飛ばしたり、ドレスのデザインによっては裾だけに配置したり、またはもっとゴージャスにレースの上にきらきらしたパールを散らしたりする場合もあります。
マリアベールの場合は総柄的な使い方も大変素敵です。
お客様のドレスに合うベールをご提案させて頂いておりますのでいつでもお気軽にご連絡頂ければと思います。
このようなタイプのレースはフランスからの取り寄せになりますので特に9月挙式の花嫁様は今、オーダー頂いて間に合うかどうかと言う感じですのでぜひお早目にご相談頂ければと思います。
100年前のウェディングドレス
先日、あるお客様が100年前のヨーロッパのウェディングドレスをお直しのご依頼でお持ち込みになりました。
とても美しいシルクの手縫いドレスです。レースも美しい。
博物館に並んでいてもおかしく無い感じです。私共も長年、ウェディングドレス作りをさせて頂いていますがここまでのビンテージものは始めてです。
100年前なのでレースも手編みだと思います。手編みのレースをシルクの生地に1針ずつ縫い付けています。
レースに変色が見られるものの土台のシルク生地はそれほど劣化が進んでいません。たぶんアイボリーのシルク生地は100年前は真っ白だったのかも知れませんがいい感じにアイボリーになっています。普通、シルク生地が変色すると色ムラが出るのですがそれが無いのが驚きです。とにかく美しいドレスです。
ここまで保存状態がいいというのは、どれほど大切に保管されていたかと言う事がうかがえます。3人の花嫁さんが着られたそうです。素晴らしいお話です。
元々ウェディングドレスと言うのは代々受け継ぐものです。
日本のレンタルドレスの有り方を改めて考えさせられます。右へならえのただ豪華に見えるだけのデザイン。
そこには心が無いです。この件は言い出したら止まらないので又の機会に。
本当に素敵なドレスのお直しをさせていただく事に大感謝です。
ウェディングベール ハンドル刺しゅう
きのうに引き続きウェディングベールのお話です。
今日は職人技『ハンドル刺しゅう』と言うものをご覧頂こうと思います。
私の撮影の仕方が悪くて分かりにくいですが、右手はミシンの下にあってハンドルと呼ばれるものを持っています。そのハンドルと左手を駆使しながらベールに直接刺繍をしていきます。
完全なフリーハンドなんですよ。下書きも何も無いんです。
壁に貼った図案を見ながら直接ベールに刺繍を入れていきます。
真似しようと思っても出来るものでは無いと思います。熟練の職人技です。
今回はレースのお花の柄の上に花びらなどをハンドル刺しゅうで付け加えています。
このようにして出来たベールがこちらになります↓