てくまりんぼ原田奈美子です。
今をさかのぼること30年前、私は神戸の株式会社ファミリアと言う子供服の会社に勤務していました。
そうです、NHKの朝ドラ【べっぴんさん】のモデルになった坂野惇子(ばんのあつこ)さん達が創業された会社です。
当時は坂野さんはじめ創業者の方々もご健在で会社で良くお見掛けしていました。
(↓ここから下はまだドラマでは進展していないネタバレが一部含まれます)
坂野惇子さんは当時副会長として、ご主人の坂野道夫さんは会長として、もうひとりドラマの中では『良子ちゃん』と呼ばれている方はきっと村井常務の事かしら?と想像しながらドラマを毎日見ています。
村井常務はとても明るくて笑顔の素敵な方で良くお声がけいただきました。『良子ちゃん』の印象そのままの方です。
残業が続いている時、部下が野菜不足にならないようにとお手製のキュウリの漬物を持って来られていた事を憶えています。
ヒロインの『すみれさん』こと坂野惇子さんは私にとっては雲の上の存在で怖くて仕事に厳しい方と言う印象を勝手に持っていました。
仕事に厳しいというのは正解だと思いますが、怖い人だったのかどうかは今となってはわかりません(^^;)
会長の坂野道夫さんは、毎日のようにお見掛けしていましたがいつも笑顔でとても穏やかな方と言う印象でした。
実際は道夫さんの方が厳しかったのでは、と今になって思います。
(ドラマではまだご主人の安否がわからない状態ですので書いて良かったのかわかりませんが書いちゃったものは仕方ありません(笑))
道夫さんと惇子さんはいつもおふたりで行動されていました。仲のいいおふたりでした。
ドラマを見ていてとても印象に残ったシーンがあります。
アメリカ人の奥さんに子供のために「代々大切に着続けられる特別な服」を作って欲しいと頼まれた時、ヒロインのすみれさんは悩んだ末、自分のウェディングドレスをベビードレスにするシーンです。
そのウェディングドレスはすみれのお母さんの形見の大切なものです。
総レースの品のいいウェディングドレスはたくさんの想いがこもった素敵なベビードレスになりました。
うろ覚えでイラストを描いてみました。↓違っていたらごめんなさい。
「代々大切に着続けられる特別な服」こそがファミリアの根幹をなすものだと思います。そこで鍛えられた数年間は甘っちょろい私にモノづくりに対する姿勢を叩き込んでくれたと思います。深く感謝しています。
このドラマのように母から娘へ想いを受け継ぐお手伝いをこれからもさせて頂きたいと思っています。
最後にちょっぴり宣伝させてください(^^)
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