25年も前の話です。

結婚前、大阪市内の繊維商社の企画室でデザイナーとして働いていました。

「結婚します」と部長に報告。

私としてはただの報告のつもりでした。やっぱり報告はしといた方がええやろ、ぐらいの感覚でした。

だけど返って来た返事は思いがけないものでした。

「おめでとう。で、いつまで?」

部長の言ってる意味がわかるのに10秒ぐらい掛かったと思います。

「私、辞めるつもり有りませんけど」

と言った後の部長のバツの悪そうな顔とその後、何を言われたかを今でも覚えてます。

「あ、みんな辞められるのでつい・・・ごめんなさい。」

その後もいっぱい色んなことが有りました。

私はそんな社会の偏見と戦って来たつもりです。女性が一線で働き続けるためには肩肘張らないとやっていけなかった時代です。

そんな時、戦わずにいたら全然違った人生が有ったんだろうなと思います。

どっちが良かったんでしょうね。

若い人の専業主婦主婦志向が高まっているらしい今の時代、自分の事を振り返りつつ色んな事を考えちゃいます(^^)